武雄・御船山楽園 of 九州写真倶楽部

HOME > 長崎・佐賀 > 武雄・御船山楽園

御船山楽園

所在地
  佐賀県武雄市  

第28代武雄領主の鍋島茂義が約3年の歳月をかけて1845年に完成させた池泉回遊式庭園。春は桜やつつじ、石楠花、大藤。夏は紫陽花に深緑。秋は紅葉と楓。冬は椿、雪景色。御船山の麓、15万坪の敷地を埋め尽くす数十万本の木々が周囲の景色を取り込みながら四季折々に色づき、花を咲かせる。





鍋島茂義は、造園に先立ち、京都から狩野派の絵師を招いて完成予想図を描かせた。狩野派に師事し「皆春斎」の雅号を有する画家で、草木や山水を得意とした茂義のこと、思い描いていたイメージを事細かに伝え、反映させたという。また、オランダから数多くの植物を輸入し、栽培を行い、植物図絵や標本帳を作るなど植物に並々ならぬ探究心を持っていた。
鍋島茂義(1800~1862)は、日本の封建領主としてはいち早く西洋の軍事技術を導入した人物として有名である。武雄領内の軍制をオランダ式に改め、西洋式大砲の鋳造や試射、蒸気船の製造などを行った。しかし、その素顔は多岐にわたる趣味人で、絵画や草花の栽培のほか、和歌、能楽、狩猟、鳥や虫の飼育、鉱石や魚骨の採集などを楽しんでいた事はあまり知られていない。



下の写真をクリックすると拡大表示されます。

御船山楽園-16.jpg御船山楽園-2.jpg御船山楽園-15.jpg御船山楽園-14.jpg御船山楽園-13.jpg御船山楽園-3.jpg
御船山楽園-5.jpg御船山楽園-7.jpg御船山楽園-6.jpg御船山楽園-10.jpg御船山楽園-11.jpg御船山楽園-12.jpg
御船山楽園-1.jpg

ページの先頭へ

inserted by FC2 system